フィボナッチ級数
フィボナッチ級数
フィボナッチ級数とは、前に並んでいる2個分の数字
の合計がその次の数字、となる数列のことです。
例えば、「0,1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377,610,987…」
といった並び方です。
連続する2つの数字の和がその次の数になっています。
(「1+1=2」「1+2=3」「3+5=8」)
そして、どの数字も1つ上位の数字で割ると、0.618に近づく、
どの数字も0.382をかけると2つ下の数字になります。
また、どの数字も3つ上の数字で割ると、
0.236に近づくといった特徴をもっています。
このフィボナッチ級数を、どうやって相場分析に用いるか
というと、
上昇トレンドが続いている相場で、一時的な下げである
押し目がどのくらい下がるのか、予想するのに利用します。
たくさんの投資家が作り出した値動きも、この指数に
支配されているといった考えに基づいて、値動きを予想
するといったものが、フィボナッチ・リトレースメント
というわけです。
フィボナッチ・リトレースメントで、
よく用いられる数値は、61.8%、50%、38.2%です。
強いトレンドの場合は最小の戻し38%を使い、
弱いトレンドの場合は62%前後を見ます。
そして相場にフィボナッチ数を応用し、相場の上げ幅や
下げ幅を把握します。
フィボナッチ数は、非常に優れたテクニカル指標ですが、
安値、高値の見方の間違いをしてしまうと、指標がうまく
機能しないので注意しましょう。
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