トンボの出現
トンボの出現
トンボとは、「T」の形のローソク足のことです。
上ひげがなく、実体部分がなくなったものをいいます。
実体部分がないとは、始値と終値が同じレートである
ということです。
上ひげは始値と終値が高値の時に出現しなくなります。
トンボが出るときの特徴は、あるレートから始まり、
いったん下落を大きく行い元のレートへ回復します。
予測の仕方は、底値圏でトンボが出現すれば、上昇に
転じる可能性があります。
反対に、高値圏で現れると「買い」の勢いが
弱まっています。
始値と終値が一致すると、その間でレートがどちらかに
偏った後、最後に売りと買いのエネルギーが互いに
張り合い元に戻ったと考えられます。
エネルギーのつり合いは長くは続かなく、
やがて売りと買いの力のバランスがどちらかに偏ります。
そしてトレンドが発生、そのことで、寄引同時線の出現は
相場の転換を指しているケースが多いといえます。
「寄引同時線」は株式投資の専門用語で、
トンボの別の呼び方です。
「寄」は1日の売買が開始されその価格が始値です。
「引」は株式市場が閉じたときの価格で終値を意味します。
この「寄」と「引」が同時にあることを寄引同時線といいます。